寝たきりの患者さんだったけど、その姿が
凛として清々しさを感じさせる人がいた。
肉体的には不自由だし苦痛なことも多いだろうと想像する。
健康寿命とかなんとか・・・
不摂生な生活をしている人は別として、
誰だってずっと健康に生きたいと思っている。
その人なりの努力もしている。
でも、そうならないこともある。
肉体的には健康かもしれないが、精神やたましいは健康か?
WHOでも健康の定義について霊的(spiritual)が追加された。
spiritualが魂という意味かはわからないが、
大乗仏教には代受苦者という考えがあるという。
人間でいながら、誰かが負うべき苦しみを引き受ける菩薩のような人のこと。
心身に障害があったり、長く患っていたり、苦難の多い人生を送っていたり、災害にあったり・・・。
その方も苦労の多い人生だったと家族の方にきいた。
しかし、気持ちは前向きで、くよくよしない人であったそうだ。
その方の清々しい姿は、肉体的には不自由でも、
精神性やたましいは自由で健康であると表現していたのかもしれない。
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