ストレートネック

ストレートネックとは

人間の首の骨は前方にゆるくカーブしています。自然なカーブがあることで頭の
重みをうまく吸収して頸椎に負担をかけない構造になっています。
しかし、パソコンやスマートホンを使うとき画面を見るために
頭を前に出した状態だと首がまっすぐな状態になり首、肩にふたんがかかり
症状を作ります。これを「ストレートネック」「スマホ首」と呼ばれています。

ストレートネックチェック方法

壁に立って後頭部・肩甲骨・おしりの仙骨・かかとの4つの点が意識せずにつくか確認する。

症状

首の痛み
上を向くことができない
肩がこる
頭痛
耳鳴り、めまいがする
腰痛
手がしびれる
椎間板ヘルニア
喉に異物感がある
眠れない
自律神経失調症

パソコンやスマートホンが原因の場合

パソコン

ディスプレイを目の高さに合わせることで改善します。
デスクトップのパソコンはモニターを台にのせて高さを調整すればよいですね。
ノートパソコン用のスタンドもあります。評価もよさそうです。

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スマートホン

スマホも目の高さに持ってくるようにして使用する。
目線に合わせてスマホを持つのが大変な場合は、片方の手でささえてやる。
短時間だったらなんとかできそうです。
動画など長時間見る場合、スマホスタンドなどを利用するとよいようです。

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これは便利！と思いましたが、これを使いだしたらダメ人間になりそうな予感がします。

スマホの使いすぎで首が疲れたり、肩が凝ってきたら、スマホをみるのをやめて目や興奮した神経を休めましょう。

当臨床室に来たストレートネックの方は女性が多い

来院してきた患者様は女性の方が多いです。
スマートホンの使いすぎが原因ではなく、新生児室の看護師さんや子どもをケアをされる仕事の方、お年寄りの介護の仕事をされている方です。
あと、子育て中のお母さんですね。
常に赤ちゃんの顔をみながら、抱っこしたり面倒をみる。
抱っこしても、おんぶにしても、お母さんは常に前傾姿勢になるそうです。
子育てにしても仕事にしても、腕から首にくる負担も相当なものだと思います。

ストレートネックは、先天的なものはないといわれますが、
その方たちは頸椎だけでなく背骨全体のカーブが浅くまっすぐで、背も高くすらっとしています。
首の問題だけでなく腰痛の症状のある方もいらっしゃいます。

ストレートネックは美人さんのの宿命なのか！？「竹久夢二　黒船屋」

ストレートネックの改善方法は？

すでにストレートネックで痛みや症状がではじめているのに
ストレッチなどをして無理に伸ばしすぎて逆にいためることもあります。
自分でできるストレッチですが、すでに伸びきってかたくなってしまった筋肉や
頸椎の骨を一椎、一椎調整するのは自力では難しいと思います。
夜寝るとき、タオル枕などで首をリラックスさせる。
朝起きたら、簡単な首の体操をするのがよいのではないでしょうか。