最年少患者さま

施療

先日、今年で6歳になるの患者さまがきた。
主訴頭痛。
脳神経クリニックも受診済で脳には特に異常
がないといわれたそう。

頭痛といえば、私も幼少のころ後頭神経痛と思われる発作があった。
それが神経痛であるとわかるのは今の仕事をするようになってからだが、、。
鉄棒にぶら下がり、頭から落ちたことが原因だと考えている。

小さいころ、近くの公民館には滑り台があり、
「つぎ、すべりまーす!」
と気合の入ったところでその発作は起きた。
あまりの激痛に固まり動けなくなった。
発作はすぐにおさまったがその痛みが
何かなどとはもちろん理解できなかった。

後に「西遊記」というテレビドラマがあり、
ほとんどの子供たちはその番組を楽しみにしていのだが。

その中で、天竺に行く旅の途中で逃げ出そう
とする孫悟空の堺正章さんを三蔵法師の
夏目雅子さんが止めようとする場面がある。

その時、夏目さんが涼しげなお顔で呪文を
唱えると、堺さんの頭にはめてある輪
(緊箍呪(きんこじゅ)?)がキーンと
頭を締め付け、逃げ出せなくなる。
あれ。

私はこの発作を”あれ”だ!と理解した。

罰を受けているわけだから、親には言えなかった。

”あれ”はたびたび起き、起きるたびに
私がいったい何をした!?と
思い当たるような当たらないような
釈然としない気持ちになった。

それはさておき、
患者さまの普段のご様子を聞けば、
タブレットでユーチューブの動画を
ご覧になっているのだそう。
今どきのお子さまは、何も教えなくとも、
スマホやタブレットが感覚的につかえるのだそうだ。

患者さまもスマホ首、ストレートネック
ではなくても、かなりの猫背さん。


お母様が肩をもんであげると、気持ちよい。
とお答えになるのだそうだ。(笑)

患者さまは、やはり肩、頚部に圧痛があり、
また、心地よさもあり、40分ほどの施療を
飽きることなく受けていただいた。

姿勢よく動画を見ましょう
(自分でもできないのに)とか
動画をみたらストレッチとタブレット
使用時間以上に体を動かすことなど
誰でもいえそうなことをお伝えした。

驚くのは、スマホやタブレットを
自由に扱えるというのもだが、
6歳にして自分の体のことや気持ちを
きちんと大人に伝えられるということだ。
親子の関係性もいいのかな?と

患者さまに頂いた
「うんこ漢字ドリルキャンディ」を
食べながら、
6歳ぐらいの自分のあほさ加減を
思い出したりして
最近のはお子さまはスゴイ!!
とただただ感心するのだった。

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