脳卒中後遺症

症例集
KOBE の 写真家さんによる写真ACからの写真

このような症状はありませんか?

麻痺のある側に冷え、しびれや痛みがある

麻痺のない足や腕の筋肉や関節が痛む。

歩行が不安定、ふらつく

足がむくんでつらい、足がよくつる

トイレに行く、着替えをするなど日常生活が大変になってきた

細かい動作ができない

食事の時、飲み込みに不安がある、むせる。誤嚥性肺炎が心配

 

 

鶴岡市、庄内の脳梗塞後遺症はタオアヤメ臨床室にご相談ください。

脳卒中とは

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳の血管が詰まったり破れたりする病気の総称です。

脳梗塞は、脳内の血管が狭くなり塞がって、血液が脳の組織に行きわたらなくなること。
酸素や栄養が運ばれず、脳の組織が壊死してしまう状態です。

脳出血は、脳溢血とも呼ばれ、脳内の動脈が破れて脳内が出血した状態です。
血液が脳内の神経細胞を圧迫することで障害が起きます。

これにより、運動麻痺や感覚障害、言語障害などの後遺症が残ることがあります。

損傷を受けた中枢神経は再生しないと言われてきましたが、運動療法などのリハビリテーションによって失われた機能をある程度は取り戻すことができることが報告されています。

病院で行われるリハビリも大体の方は長くても半年ほどで退院し、
その後は介護施設、ディサービスでのリハビリとなる方が多いです。

経絡からみた脳卒中後遺症

脳卒中の原因としての高血圧や循環障害
→心包・三焦経

精神的なショック、ストレス
大脳、五感→心・小腸経

関節の痛み、拘縮
→胆・肝経(肩、膝、関節は脾経)

手足の筋力、手足の運動
→胃経

物事を理解する能力
→脾経(太陽神経叢、第二の脳と呼ばれる)

言語障害(構音障害は唇、舌、声帯の麻痺でうまく話せない)
→舌は心経。喉、発音は大腸経

自律神経症状(血圧調整、排尿障害など)→腎・膀胱経

下肢の冷え→小腸経

脳卒中の後遺症は、歩行や日常生活での運動障害が着目されますが、
経絡からみて原因、症状は全身のからだの機能と関係しています。

タオ アヤメ臨床室での脳梗塞後遺症の施療

基本手技・ツボによる臨床

基本手技という全身の指圧を行います。
経絡のながれを整え、経絡上に現れた痛み、滞りのある個所ツボを確認し施療します。

患者さんによっては障害のある側をかばうことによって、障害のない方に痛みが出る場合があります。全身を指圧することによって障害のある個所はもちろん代償的な痛みも改善されます。

頸椎の変位、頸動脈のながれが悪くなることで脳の血流量が不足し脳梗塞になることがあります。脳と関係の深い頸部は注意して施療を行います。

運動療法について

他動運動、介助運動、自立運動、など運動療法を行います。

日常生活を自身でされている方は、毎日がリハビリになるので自立されている方が多いです。少しでもよくなりたい、やる気があるかたには自身でできる運動法をお伝えします。

自身でできない場合は他動的に動かし、ご本人にも動いているイメージをしていただいています。

内臓疾患がある方、体調が悪い方、脳の障害部位によっては、やる気がでなかったり、
すぐに疲れてしまう方がいます。
安静し過ぎは体には害になりますが、その方にとって負担、ストレスにならない程度のストレッチを行います。

 

寝たきりの方、長時間臥床している方の場合

寝たきりで自身で動けない方でも、全身の指圧だけでも、全身運動をしたような効果があります。

麻痺側に関節拘縮や筋緊張がある場合は負担にならない程度の横向きになっていただき寝返り動作が打てない方でも、基本的に左右横臥位をで施術を行います。

体位を変えて施療することで、床ずれ、誤嚥性肺炎、沈下性肺炎(寝たきりで、自力で寝返りがうてず、あまり体位交換をしないと痰などが体の下の方にたまり肺炎を起こす)など廃用性症候群を予防します。

長時間横になっていて自由に体が動かせないことは、患者さんにとって非常に苦痛です。体の筋緊張をとりリラックスしていただくことも療養の重要なことだと考えています。

 

施療のながれ

(1)横臥位(横向き)で全身の指圧を行う。
*うつ伏せは、障害のある方、高齢の方には、体の負担になることがあるため行いません。

(2)仰臥位(あおむけ)で

1) 腹診
おなかを押圧して虚(弱い、滞っている)の経絡を診る。
腹部から気の調整。

2) 上肢・下肢施療
経絡上の弱い滞りのある、痛みのあるところのツボをとる

3) 頸部・頭部の施術
頭部の指圧と頸部からツボをとる

4) 関節変位の調整、ストレッチ

5) 手指、足趾(あしゆび)の刺激とストレッチ
手足の指末端には全12経絡すべての主要穴がある

(3)運動療法

(4)歩行訓練(患者さんによる)

 

期待される効果

・痛み、しびれなど痛みの症状を緩和、改善。

・関節や筋肉が固くなることを予防。

・血液やリンパの流れをよくし老廃物の除去、新陳代謝をあげる。

・筋力、日常生活動作の維持、改善。

・床ずれ、肺炎の予防。

・脳卒中の再発予防。

・心身の緊張をとき、ストレスを軽くする。

・抹消からのツボの刺激により、脳神経細胞を疎通。

 

鶴岡市、庄内の脳梗塞後遺症は保険でマッサージが受けられるタオ アヤメ臨床室にご相談ください。

 

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