発達障害を理由に仕事をやめる人がいるそうです。

雑記

最近、会社を辞めるときに、「私、発達障害があって、この仕事は合っていないみたいです」といった理由で辞める人がいるとききます。

大人の発達障害とは

発達障害は生まれつきの脳の機能障害で、大人になってから発症することはありません。
精神病でも、神経症でも、子供の時のトラウマが原因でもなく、
周囲が気づくほどの障害があれば、子供の時にわかっているはずですから、
ちょっと変わった子、困った子という子供時代を過ごし、
大人になって初めて発達障害と診断された人のことをいいます。

発達障害の種類と症状

「発達障害」という名称は、「神経発達症候群」という名称に変わっています。

(1)自閉スペクトラム症(ASD)

旧アスペルガー症候群・自閉性障害などを含む

電話対応や対人、状況に臨機応変に対応できない、苦手。
自分のペース、やり方にこだわり物事を進める。
空気が読めないといわれる。

(2)注意欠如・多動症【ADHD】

仕事のミスが多い、同じミスを繰り返す順序だてて行えない。
期限を守れない、仕事が終わらない。
忘れ物が多い。
仕事や作業に集中できない。
ささいなことで怒る、口論になる。

(3)限局性学習障害【SLD】

知的には問題がないのに、文字が読めない、字を間違える。
簡単な計算ができない。
順序だてて説明ができない。

こんな問題が

発達障害の中で診断が難しく、グレーゾーンになりやすいと言われているのは、ASDの傾向の人だそうです。

会社に勤めたけど、営業などの成績が悪い、お客さんや上司に失礼なことを言ってしまう、同僚とトラブルを起こしたり、仕事ができない遅いなどと悪口を言われたり、会社に居づらくなり退職。その後、社会に出るのが嫌になり、引きこもりになったり、うつ的になったりすることがあるそうです。

この人も発達障害だったかも?

今思うと、このような人も発達障害であったかな?という人がいました。

プロジェクトに入ってきたある女性。
仕事の経歴をみると、こんないい大学でてるのに、この仕事しかしてこなかったの?とリーダーの人は思ったそうです。
入って初日に、ある男性社員がちょっとした仕事を彼女に頼んだところ、急にキレて、机を持ち上げんばかりに怒りだし、、。
とにかくすごいことになり、それっきり職場にはこなかったそう。
仕事をたのんだ男性も、自分がなにか悪いことをいってしまったのでは?と悩んでいました。
その日、私はその場にいなかったのですが、「いや、あれは見ない方がよかったよ」とその場にいた人たちは、多くを語らずその修羅場な状況にショックをうけているようでした。

まさか、こんなことが、、。

バイト先でのこと。仕事を教えてくれる担当の人。初日、自分の学歴、家族構成、生い立ち、お父さんのこと、お母さんの得意料理など、話し出したらとまらず、さらにお母さんの実家の話、特段すごいエピソードではない家族の日常などを延々と話す。ご家族のことが大好きなんでしょうけど、それがたまにぶり返して、その同じ物語を最初から最後までいわないと気が済まない。会話は常に一方的で、こちらには一切話はふらない。この人は普通に仕事はできる人だったのですが、こちらが辟易していることに全く気がついてくれなかったです。

自分は発達障害かもと思ったら?

発達障害を理由に会社を辞める人たちも、大人になるまでは周囲も本人も気が付かなかったわけなので、非常に微妙なのだと思います。

発達障害の本もたくさん出版されていて、チャートなどを使って自分である程度判断できます。
もし、自分で判断できず、不安だったら、医師に診断てもらうことはよいかもしれません。精神科に行くのは勇気がいるかもしれませんが、診断されたからと言って公にしなきゃいけないということもないので。

できないこと、苦手なことが、明確になるので、むしろ自分にあった仕事探しがしやすいのでは?と思うのです。
できないことを、精神論で頑張って疲れはててしまうこともありません。

社会には障害はないけど、迷惑だなと思われる人はいるわけです。
意図的に人を傷つけるようなことを言ったり、暴君的であったり、自分が気に入らないと意地悪をしたり仕事のことで陥れたり。上の立場の人であれば、パワハラになるのでしょうけど。
その人がいるせいで周囲で働く人が辞めていく、体調を崩すなど会社にとって困った人はいるわけです。

いずれにせよ、脳の機能障害だろうと性格の障害であろうと、社会にはいろいろな人がいます。

障害があると周囲がわかってくれたら、仕事のことであればフォローできるかもしれませんが、個人的な性格や感情は本人が気づいて変えたいと思わない限り変えられません。

やっぱり会社や組織で働きたい

長期的に組織に所属してはたらきたいのであれば、障害を公にして
障がい者雇用枠をつかって就職するということもできます。
もちろん精神科の医師の診断書が必要ですが、相談にのってくれる支援事業所もあります。

会社や組織で働くことに疲れてしまったら

組織や会社には期待しないで、自分で起業するに尽きると思います。
最近は個人が起業するのにハードルが下がっています。

家業があるなら家の仕事を手伝いながら、家事をしながら、やりたいことを学ぶ、
極めることができます。
パソコンが使えたら、学校に行かなくてもプログラミングやWebデザインもオンラインで学べます。
自分の得意分野のユーチューバー、ブログライターになる。
手芸、家具などものを作る、写真を撮るイラストを描いてネットで売る。
外の仕事が好きだったら、野菜や果物をつくる、花を育てる。
金魚やメダカを育てるなどもブームのようです。

失敗しても、あまり儲からなくても、自分が大変なだけで、会社の上司や同僚に怒られることはありません。

やりたいこと、興味のあることがあるなら、家でうつうつしているのは、もったいないなあと思うのですけど。

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