一般に指圧というと、凝っている筋肉を押す、
もむなどのイメージがあるかもしれません。
しかし、タオ アヤメ臨床室で行っている指圧施療は、
経絡上にあらわれるツボにアプローチして、邪気を排出し、
気の滞りをよくしていく療法です。
施療後、好転反応ではない、もみ返しの様な状態には
なりません。
よく「この施術は何に効くのですか?治りますか?」
と聞かれます。
外科的処置の必要な症状以外、慢性、急性にかかわらず、
あらゆる症状に効果があると思っています。
施療をうけられた多くの患者さんが
「からだはすべてつながっているのですね」と
感想を話される通り、体だけでなく心も、
その方の周りの方々、社会すべてとつながっています。
施療を通して、患者さん自身がご自身の重要性に気づき、
より健康になり幸せになることを願いながら施療いたし
ております。
<邪気とは>
暑い、寒いなどの自然環境、怒り悲しみなど心の状態、ストレス、ショック、よくない食生活、生活態度、環境、体質、外傷・怪我などによって知らないうちに体や心に溜まり症状をつくります。
<気について>
大和書房「気心道」 遠藤喨及著より
気とは、すべての生命ある存在に宿っている
心身両面のエネルギー。
また経絡は、気が流通するルートのこと。
経絡は、生きている間にだけ存在し、死ねば消失する。
したがって、解剖学的には存在しない。
しかし、すべての生命の営みは、経絡によって営まれる。
また病気は、経絡を流動する気の過剰(実)と不足(虚)
のゆがみによって起こる。
このため、鍼灸や指圧などの東洋医学は、経絡のゆがみを整える効果のあるスジやツボを治療する。